【登山記録】一生に一度は見たい!日本一の紅葉!!上高地~涸沢カールに行ってきた!!

どうも、こんにちは!登山歴小学1年生のROM(@xxROMxRiderx)です
10月14日から16日の2泊3日で日本一の紅葉と噂の上高地と涸沢カールに行ってきました
このときの上高地はまだ、十分な紅葉ではなかったですが、最終目的地の涸沢カールはそれは見事な紅葉になっていました
上高地は今まで行ったことなかったのでずっと楽しみにしていました!
特にに梓川と北アルプスが映ったあの光景を一度は見たかったし、北アルプスは僕の大好きな漫画「岳」の舞台でもあるので、憧れの場所です!
上高地って!?
上高地は長野県松本市にある標高約1500mの山岳景勝地として年間150万人が訪れる観光地であり、中部山岳国立公園の一部として、特別名勝・特別天然記念物という国の文化財に指定されています
また穂高連峰や槍ヶ岳をはじめとした南部北アルプスの玄関口となっています
まさに登山家にとっての聖地でもありますね
ちなみに景勝地(けいしょうち)ってのは景色がめっちゃいい土地のことです
また、特別名勝ってのは
文化財保護法によって指定された名勝のうち、特に、風致景観が優秀で、学術上価値の高いものとして文部科学大臣が指定した名勝。
コトバンク
こと、特別名勝・特別天然記念物の二つに指定されているのは上高地と黒部峡谷だけらしいです
今回のルートと登山行動歴
今回の登山日程は、弟との2人パーティでの2泊3日でのテント泊山行です
ルートはこんな感じ

行動歴としては、
1日目
- 02:30に名古屋から車で約3時間半かけてあかんだな駐車場に向かいます
- 6:00にあかんだな駐車場に到着。バスターミナルへ向かいます
- 7:00頃にバスで約30分かけて上高地に向かいます
- 8:00に上高地に出発
- 8:30に神河内明神館で休憩
- 10:00に徳沢野営場で休憩
- 11:00に横尾野営場で休憩
- 12:30に本谷橋に到着
- 14:30頃に涸沢ヒュッテに到着
- 涸沢ヒュッテのテント場にて1晩テント泊

am 6:00 あかんだ駐車場 ここだけで標高1300mあるので結構冷えます
ちなみに駐車料金は後払いです
この下にバスターミナルがあります

こんな感じの販売機でバスのチケットを買います
シャトルバス 上高地⇄あかんだな駐車場 往復チケット 大人:2,090円

上高地バスターミナル
すでに多くの人がいます.ここで、登山届を出したりなど最終準備をします


道はほとんど歩き固められているので、歩きやすいです
このあたりは、登山と言うよりも散歩コースぐらいのレベルです

徳沢野営場
近くの川をのぞいたらアマゴ数匹いました。釣り糸を垂らしたい衝動をぐっとこらえたよ(釣り人の性)

横尾野営場
この日はほんとにいい天気で、日差しが強かったのでここから日焼け止めとサングラスをしました
そして結構暑い!!朝はあんなに寒かったのに歩いているすごく暑いです!Tシャツを着てこなかったことを激しく後悔

この橋を渡った先から本格的な登山になります
気合を入れていきましょう!
ちなみに横尾には槍ヶ岳へのルートもあるようです.いつか絶対いく!!

本谷橋
たくさんの人がここで休憩しており、軽い渋滞がおきてました

上へ登るにつれて紅葉がどんどん濃くなっていきます
登っているときはつい下を見がちだけど、ふと顔をあげると息をのむ色とりどりの紅葉が目に移り疲れが吹っ飛びます
紅葉を見ながらの小休憩は最高の贅沢ですね

ガレ場

涸沢ヒュッテ到着!

涸沢ヒュッテのテント場
人混みは好きじゃないけど、このテントが集まってる景色は感嘆しました.夏休みシーズンはもっとすごい人なんだろうなぁ苦笑

ここキャンプ地とする!!
すでに人はそれなりにいましたが、テントの張り場にはそんなに困らなかったで、よさげな場所を見つけて、整地をして、一度スリーピングマットを敷いて寝心地を確かめてからテントを張りました
おかげで夜は地面が痛くて眠れないなんてことはありませんでしたが、寒さと弟のいびきでよく眠れませんでした
今度から、いびき要員がいる時は、鼻腔を広げるアレ↓を持って行こう…

本日のディナー兼ランチはこちら
砕きミックスナッツのペペロンチーノ(参考:「山と食欲と私」4巻36話)
登頂後の空き腹にガーリックの香りは効果バツグンです

夜の涸沢カールテント場の夜景
色とりどりのテントが夜の涸沢を染めてとても幻想的です
なんだか、昔タイでみたタラートロットファイ・ラチャダーの夜景を思い出します
2日目
当初の予定では、2日目に徳沢キャンプ場でキャンプし、3日目に小梨平野営場で温泉「小梨の湯」に入る予定でしたが、途中で山小屋「嘉門次」に寄りたかったのもあり、急遽予定を変更して2日目に徳沢キャンプ場に泊まるのはやめて、嘉門次で昼食をとって小梨キャンプ場でお風呂に入りそのままテント泊をすることにしました
- 5:00 起床
- 7:00 涸沢ヒュッテ出発
- 9:30 本谷橋
- 11:00 横尾キャンプ場
- 12:00 徳沢キャンプ場
- 13:00 明神橋
- 13:10 明神池観光
- 14:00 山小屋「嘉門次」にて昼食
- 14:50 河童橋
- 15:00 小梨平野営場に到着
- 小梨平野営場にてテント泊

朝の涸沢カール東側.薄っすらと赤くなってきているその反対側(西側)では…

涸沢カールの西側.穂高連峰のモルゲンロート
モルゲンロート(Morgenrot) :山肌が朝日で赤く美しく染まる現象のことで、もともとはドイツ語で「朝焼け」のこと.Morgenが「朝」、rotが「赤い」という意味らしいです
日本でいうモルゲンロートはドイツ語ではアルペングリューレン(Alpengluehen)と言うらしく、Alpenが「山」guluehenが「燃える」で山が朝日で燃えていること表しているそう
ちなみに夕焼けはアーベントロートAbendrotと言うらしいです
今まで朝日より夕焼け派でしたが、モルゲンロートを見てから世界が変わりました
こんなに美しい朝を迎えたのは生まれて初めてと感じるほどに感動しました
真ん中の尖ったやつは槍ヶ岳かな?いつか登ってみたいです.いや登るんです!

徳沢にて休憩
うむ、やはりライダーの主食はうまい!!

明神橋
徳沢から明神館へ行き、そこの分岐を右に行き5分ほど歩くと明神橋に出ます
林を抜けると、大きな明神橋と梓川、そして目の前にどーんっと構えた明神岳が現れて思わず「おお!」と声を漏らしました

嘉門次小屋(かもんじ)
かつて(1893年)、イギリス人宣教師のウォルター・ウェストンに北アルプスを案内した日本人ガイドの祖である上条嘉門次の山小屋.現在の嘉門次小屋の主人は4代目だそうで、嘉門次小屋や国の登録有形文化財に登録されているとか.スゲー

嘉門次小屋で弟が頼んだ岩魚の塩焼き定食(1,700円)
岩魚は小屋の入って右手側で庵で焼いているので、遠赤外線効果で身がふっくらしていてとても美味しいです.その代わり、料理がくるのが遅くなりますが

私が注文したのは、嘉門次そば(1,600円)
岩魚の甘露煮がドカーンと乗っているのなんとも豪勢なお蕎麦です
そして、この甘露煮がめちゃ旨.甘露煮の甘さが口内の細胞から染みこみ疲れた身体に行きわたるのが感じられます.また食べたい

嘉門次小屋のすぐ目の前にある明神池
拝観料として大人500円かかりますが、明神池とその前にそびえたつ明神岳はなんとも神秘的な雰囲気を醸し出しています
スピリチュアルなことはそんなに信じてない私ですが、ここの場所は何か畏敬の念を感じてします

明神池の水は透明度がすごいです.遠くの方の水辺でも底が視認できるほど透明です
明神池は奥で川と繋がっていて、その水は梓川にそそがれています
梓川が綺麗なのも頷けます.私も明神池の水のように清い人間になりたいものです
そのために、この物欲をどうにかせねば…

見えますかね?嘉門次小屋側から河童橋に行く途中の川でみつけたアマゴです
これはきっと尺(30㎝オーバー)ありますよ、うん、釣りがしたい

2日目のキャンプ地はココ.小梨平野営場
お風呂もゴミ捨て場も炊事場もある素敵なキャンプ場
ただし、クマ対策の観点からBBQや焚き火は禁止.かつ食材は食材置き場へ、ゴミもすべてキャンプ場にあるごみ箱捨てる必要があります
クマは大変怖いし死にたくないので、ルールは守りましょう.

ここをキャンプ地とする!!(2回目)
サイトは基本的に柔らかめの土なのでアルミペグでも問題なく刺さります

梓川沿いは、穂高連峰が一望できるので人気スポットみたいです
着いた頃にはいっぱいでした

今晩のメニュー 欲張りウインナーカロリーラーメンby天理ラーメン
ハイカロリーの炭水化物お化けです.下山で枯渇したカロリーと冷えた身体を優しく温めてくれます

キャンプ場の売店で売っていた何とも心惹かれる名前の日本酒
熱燗にして美味しくいただきました
西穂高以外にも北アルプスの山々の名前がついたものがあり、ついコンプリートしたくなりますがグッとこらえます
3日目
2日目に小梨平野営場でテント泊できたおかげで3日目はゆっくりしながら過ごせました。帰りには温泉「ひらゆの森」で疲れた身体をリフレッシュしていきました
- 5:00 起床
- 8:00 小梨平野営場を出発
- 8:15 河童橋到着。お土産散策
- 9:30 上高地にてバスにのり「あかんだ駐車場」に戻る
- 10:30 温泉「ひらゆの森」で回復
- あとはお家に帰る

小梨平野営場から見える穂高連峰のモルゲンロート
ここのモルゲンロートもとっても綺麗でした.河童橋から数分のところにあるキャンプ場でこれだけの景色が見られるのはすごいですね.さすが上高地


と言うことで、あとは食って、お土産買って、温泉入って、帰るだけ
河童橋で野沢菜のおやきを食べ、上高地バスターミナルで河童焼きを買って食べ

最後はひらゆの森で温泉に入り、無事帰還です
てか、ここの温泉めちゃいいです.硫黄の香りがちと強めですが、めちゃ気持ちいです.超おススメ
あとがき
登ったあとに気が付いた、というか、登ったあとに「山と食欲と私」の3巻と4巻を読んだのですが、この3~4巻にある「涸沢カール逗留編」とルートというかプランが似ていて笑っちゃいました
奥穂高にはいきませんでしたが、知らずのうちになんちゃって聖地巡礼になっていたんだなと(笑)
特に下山というか帰りに嘉門次小屋によってイワナの塩焼き(まぁ、実際に食べたのは私の弟なんですが)を食べるあたりは、「読んでいてマジかーww」ってなりました
まぁ、今回は涸沢カールでテント泊が目的と言うか目標だったので、プラン的には鮎美ちゃん(本作の主人公)よりも途中涸沢でであう登山初心者の男性カップルに近い気がしますがww
とまぁ、「山と食欲と私」は面白いのでおススメです
特に本書のテーマの一つは「山ごはん」なので、山ごはんのネタ探しにとってもピッタリです
もちろん内容も面白いですよ
ってなんだか、最後は「山と食欲と私」の宣伝みたいになっちゃいましたが
秋の涸沢カールはマジできれいなので一年に一度は行きたいです
あわよくば、今度は可愛い彼女といきたい(願望)
それでは、またノシ