クライ・マッチョ観てきた【映画】

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クリントン・イーストウッド主演・監督・製作の『クライ・マッチョ』を観てきました.

イーストウッド監督の監督デビュー50周年のこの作品(50周年!すごいですねー!)結論から言うとうーん.個人的な期待値が大きすぎたのか、ちょっぴりイマイチでした

話のあらすじとしては、かつて名ロデオボーイとして名を馳せたいたが、今は落ちぶれてしまった主人公のマイロ(クリントン・イーストウッド)が友人の頼みによりその息子:ラフォ(エドゥアルド・ミネット)をメキシコからアメリカのテキサスまで送り届ける.その道中でのラファとの交流・旅路を描く話なんですけど

いまいち物語全体で何が言いたいのか・何を伝えたかったのか分からなかった

つらい境遇から脱出し不安と希望を抱きながらテキサスを目指す中、道中に出会った人々との生活で幸福を感じるけど、信じていた人への希望や信頼が失望に変わるけど、結局はそれでも自分の道は自分で選ぶ.それが本当の強さなんだ

ってことなんだろうな.うん、今こうこう書いていたら思ったけど意外と面白いな.全く境遇が違うように見えるマイロとラフォだけど、意外と同じような感情と境遇になってることに今気がついた

そうか、この物語は人生に失望していた二人が共通の旅を通して、お互いに影響し合いながら二人とも成長し、最後に自分の強さ・道を選んでいくストーリーなのか.なるほど、これはもう一度観たいな(笑)

多分、何が伝えたいか分からないと言うよりは意外とストーリーの波がおだやかだから、ガツンっと伝わる気がしなかったんだろうな.特に最後は.最後は正直「ん?これで終わり?」と思ってしまったからな

でも、今思うと最後はあの終わり方でよかったのかもなー

自分の中で、登場人物が老人と少年なのでどこか『グラン・トリノ』を思いながら観てたのがよくなかったですね.

ちなみにタイトルのCry・Machoは、machoはラフォが飼っている闘鶏のことで、Cryは“泣く“ではなく“鳴く“や“叫ぶ“という方の意味だと思います.でラフォが作中で終始マッチョは“強さ“と言っているので、雄叫びのような感じなんですかね?ただ、結構ゆったりとした作品なので迫力感のある雄叫びというよりは、どちらかというと静かに燃える木炭のような雄叫びを想像してしまいます(静かな雄叫びってなんやねん)

演出や演技とかにかしては正直まったく分からんのですが、流石にイーストウッドがマイロ役をやるには歳がいきすぎている感は正直否めなかったなー.それでも92歳で役者・監督・製作ができちゃうんだからすごいよなー.間違いなく最もかっこいいお爺ちゃんの一人ですね

ただ、イーストウッドの映画の微妙ーなところは、イーストウッドのオーラというか存在感が強すぎて他のキャストの影が薄くなっちゃうんだよな

あと、作中で映し出されるメキシコの荒涼とした砂漠はすごく引き込まれましたね.あんなところバイクで走りてー!車でもいいからいつかは走ってみたいな

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Matome

ガツンと心にくるわけじゃないけど、じんわりと温まるコンソメスープのような作品