コロナワクチンの副反応はノンセボによるものが大きいから、あんまり気にしない方がいいかも?

この間、3回目のワクチン接種を打ってきました.一応大事を取って接種日の次の日は休みをもらっていたのですが、どうも全く副反応が出ずに注射箇所が軽い筋肉痛になったくらいでことなきを得ました

で、ワクチンの副反応が出なくてラッキーと思っているところにこんな論文を見つけました

“Frequency of Adverse Events in the Placebo Arms of COVID-19 Vaccine Trials -A Systematic Review and Meta-analysis”

コロナワクチンのプラセボ試験による有害事象の頻度についてのメタ分析とシステマティックレビューですね.ここで言う有害事象とはワクチンによる副反応のことです

で、これがどんな研究かというと

コロナワクチンの副反応を懸念すると、実際に副反応が出やすくなっちゃうよ!

って研究です

研究内容はこんな感じ

  • システマティックレビューから抽出したCOVID-19ワクチンに関する12件の臨床試験を対象にしたメタ分析
  • 試験対象者における有害事象(副反応)の発生率を調べた
  • 対象は有害事象について報告した4万5,380人.そのうちプラセボ群は2万2,578人でワクチン群は2万2,802人

って感じです.

1回目接種の結果は、

  • プラセボ群:35.2%に全身性の有害事象が1つ以上、16.2%に局所性の有害事象(注射部位の痛みなど)が1つ以上出現した
  • ワクチン群:46.3%に全身性の有害事象が1つ以上、66.7%に局所性の有害事象(注射部位の痛みなど)が1つ以上出現した
  • それぞれの有害事象の比より、ワクチン群の全身性有害事象の76%、局所性有害事象の24.3%がノンセボ効果によるものと判明

2回目接種の結果は、

  • プラセボ群:31.8%に全身性の有害事象が1つ以上、11.8%に局所性の有害事象(注射部位の痛みなど)が1つ以上出現した
  • ワクチン群:61.4%に全身性の有害事象が1つ以上、72.8%に局所性の有害事象(注射部位の痛みなど)が1つ以上出現した
  • それぞれの有害事象の比より、ワクチン群の全身性有害事象の51.8%、局所性有害事象の16.2%がノンセボ効果によるものと判明

つまり、ワクチンを打った後に出る副反応は実はその多くがワクチンのせいじゃないってことですね

ちなみに、ノンセボとはプラシーボ効果と逆の意味合いだと思ってください.プラシーボは本来なら効くはずのない薬や治療を受けたのに治療効果があると思い込むことで治療効果で出ることで、ノンセボは薬や治療者に対する不安や懸念などを抱くことで本来効くはずの薬が効かなかったり悪影響が出たりすることです

私自身確かに、ワクチンの副反応はそう気にしていなかったためか、1回目は注射箇所の筋肉痛程度、2回目は頭痛と倦怠感はあったけど熱は出ず、3回目に至っては1番軽かったです

一方、私の後輩は、周りの人間がやたら副反応がヤベェ!みたいな噂を聞いていたためか、副反応が結構強く出てしまい二日続けて仕事を休みました.このことと私自身が副反応が出なかったおかげで、ワクチン休日で休みの予定だったのが出勤する羽目になりましたが(苦笑)

そもそも、人間はネガティビティバイアスと言っていい情報よりも悪い情報に影響を受けやすいので、どうしてもワクチンの良くない噂やフェイクニュースなどの影響を受けやすいんでしょうね

と言うわけで、周りがワクチンを打って副反応が強く出ても「うーん、大変だったねぇ」くらいに思っておくがいいかもしれませんねぇ