【camp】初めての雪中キャンプ△に行ってきたよ!

先日、初めての雪中キャンプを経験してきました
別に雪中キャンプをしようと思っていたわけでないのですが、珍しく愛知の方でも大雪で着いた頃にはキャンプ場は真っ白な状態
何度か来たことのあるキャンプ場だったのですが、雪景色になるとなんかもう別のキャンプ場に来たみたいでそれだけで新鮮な感じがしました
雪中キャンプはハードルが高そうなイメージがありますが、今回たまたま雪中キャンプしてみて思ったのは雪中キャンプはありか?なしか?という疑問に対して、個人的にはアリ!寒いけど全然楽しめちゃいました
と言うことで、今回の雪中キャンプで感じたことをまとめていきたいと思います.
ちなみに今回は弟と2人でデュオキャンです
今回の雪中キャンプでよかったと感じたこと
初の雪中キャンプということで、色々なことが初体験になり勉強になったこと、この選択・対策は正解だったぁと思うことについてまとめておきます
夕食のキャンプ飯は鍋で正解でした

個人的に普段のキャンプではあまり鍋をやりません.その理由は
- 道具がかさばるし、重い
- 材料も多めに必要
- 食べ残しのリスクがある
- 結構、油汚れがひどい
など、正直キャンプでいちいち鍋をやるメリットよりもデメリットの方が優勢でイマイチやる気にならなかったんですよね.まぁ、基本的にソロキャンだからやらないってのもあります
ですが、今回は弟の強い要望もあって鍋にしたのですが、正解でした
うまいのはもちろんなんですが、何よりやっぱり鍋は温かい!!
寒い中の鍋の強さを思い知らされました(今まで敬遠しててごめんなさい)
ちなみに今回食べた鍋は「赤からホルモンたっぷり鍋.トッピングに浜松餃子をぶっ込んで」です.ホルモンうみゃ〜
寒い中の甘酒は最高です
冬の飲み物と言ったら甘酒.ということで、ずっと冬キャンで甘酒飲んでみたいなぁと思っておりました.
で今回試してみたんですが、めっちゃいいです!
甘味と温かさのダブル回復魔法で凍えたカラダを癒してくれるのはご察しの通りなんですが、特筆すべきは甘酒の冷めにくさです.
私、全然知らなかったのですが、甘酒って冷めにくいんですね!
今回は、市販の甘酒のもとを使ってアルミのコッヘルで作ったのですが、一度温めて作るとしばらく温かさは保ちます.計ったわけでないので体感時間になりますが30分は温かさが持続したと思います
ご存じの通り、アルミのコッヘルは熱伝導率の高さゆえに温めやすいが、その分冷めやすい.気温が低いならなおのこと.
そんなアルミコッヘルの中に入れて−3〜0℃の外気温に触れていても、約30分温かさ保つのは冬キャンではかなり優秀なドリンクになると思います.
いや、もう自分の中では冬キャンのレギュラー入り決定ですね.美味しいし
この雪対策は正解だった
今回、キャンプ場に行く前に名古屋ですでに雪が降っていたので、念のため以下の道具を買い揃えておいたら思いの外役に立ちました
- グリップ付き手袋
- 2WAY窓拭き棒
- 防水スプレー
この3つを行く前に買い揃えておきました.詳しいことは↓で説明しますが、雪が降りそうならこの3つはあると役立つと思います
やってしまった...今回の雪中キャンプで失敗したこと

いい選択・対策があれば逆に悪い選択・愚策ももちろんあります.初の雪中キャンプで反省した点をまとめておきます
都心と田舎では同じ県内でも天気は違うんだよ?雪の降る日はちゃんとチェーンを持っていこうね?
「愛知県って普段はあまり雪降らないんですよ.積もることなってほとんどありませんね」(30代名古屋市民)
一体誰だだよ!?こんなこと言ったやつは!!!...はい、すいません.私です...
いやー事実、名古屋って普段はぜっ全然雪積もらないんですよ.積もっても、うっすらだし、道路上の雪はたいていは溶けて無くなってる.そもそも雪じたい降るのが年に2、3回あれば降った方.温暖化のせいか年々雪が降る回数も減ってきている気がするし(あくまで体感)、ガッツリ積もるってことは近年はほとんど見ることがなくなりました
だから、油断してたんです.まぁ降ってもそこまで積もることはないでしょ?多少、道路が凍結するくらいだから、スタットレスはいとけば大丈夫でしょ!(愚か者)
はい、全然大丈夫じゃありませんでした.キャンプ場に近づくにつれてどんどん雪の量は増え、山道のほとんどは、雪で覆い尽くされていました.山を登るごとに映し出される白銀の世界.と、増える雪の量.あれ?これってチェーンないと危ないやつじゃね!?
と思い始めたが時すでに遅し.行くも引くも雪だらけ.
「ええい!こうなったらもう前に進むだけよ!!」(脳筋)
結局、チェーンなしの超低速で全集中の呼吸を酷使しながらキャンプ場まで行きました.幸い事故もなくすみましたが、おかげでキャンプする前にヘトヘトになりました(苦笑)
と、言うことで少しでも雪が降っているならチェーンは持って行きましょう!(結論)
2~3人用のタープだと吹雪は防げない
吹雪.とまではいきませんが、雪の日に風が強く吹くと2〜3人用の小さなタープでは雪は防ぎきれませんでした
地味に雪が顔に当たって「チベたい...。」というめに会うので、雪の日は大きめのテントかタープの方がぬくぬくできます
大きめのティピーテントが欲しいなぁ…
雪が降っているならタープは畳みましょう
えーっと、結論から言うとですね
タープポールが寝ている間に折れましたヽ(;∀;)ノ
まぁ、タープの張り方にもよると思うのですが、雪は雨と違って積もるんですね!(当たり前)
しかも、地味に水分を含んでいるので、時間経過とともにTC素材だからタープがたわんで余計に雪が積もりやすくなっていました
雨なら通り道を用意してあげれば、問題ないのですが雪はそうはいきませんでしたね
極寒の中で家庭用カセットコンロはマジで使い物にならないから、ちゃんとアウトドア用のものを使った方がいいよ!ってのを身に染みて実感しました
言いたいことは、サブタイのままなんですけど.ただ、声を大にして言いたい
極寒の中で家庭用カセットコンロはマジで使い物にならねぇえええええ!!
今回のキャンプ飯で鍋を作る際に家庭用のガスコンロを使ったのですが、
- 最大火力にしても弱火にしかならない
- 少しでも目を離したら火が消えている
- 長く付けていても一向に沸騰しない
- いつまで経っても鍋ができない
ってことになりまして、結局は土鍋ごと焚き火の上で調理して鍋を完成させたのですが、まぁ土鍋は煤(スス)で真っ黒ですよね
ということで、冬場のキャンプにはちゃんとアウトドア用のカセットコンロを使用することお勧めします
雪中キャンプで便利だったもの
今回の雪中キャンプであってよかったなぁと思うアイテム・ギアをご紹介します
- グリップ付きの手袋
- 防水・防風加工のジャンパー
- 防水スプレー
- 焚き火陣幕・リフレクター
- 湯たんぽ
- Iwatani カセットガス ジュニアコンパクトバーナー
グリップ付きの手袋
冬キャンってポールとかペグとか金属アイテムがものすごーく冷たくなるんですよ.その状態の金属アイテムを素手で触っていると冷たいのを通り越して手が普通に痛い!それはもう手が凍傷になるんじゃないのか!?ってくらいに(いや、マジで冗談抜きに)
で、そんな経験もあり雪中キャンプはもっと辛いだろうと予測しキャンプに向かう前にコーナンで工業用のグリップ付きの手袋を買っておいたんですが、これがマジで助かった!
工業用の薄めの手袋でも布を一枚挟んでいるだけ、冷たさがかなり緩和されます.ポールをもった瞬間に感じました「手が痛くない!」と
また、工業用の手袋なので、サイズをあせておけば細かな作業もできますし(例えばポールを外したりするときのポッチを押す作業とか)、グリップの性能がダントツにいい!これがあるだけで握力が大分上がるんじゃないでしょうか?RPG系のゲームでいうパワーグローブ的な感じ[力+5UP]って感じです(笑)ってかこれはフツーのキャンプでもかなり活躍すると思います.
「うん、レギュラーアイテム入り決定ね.君」
防水・防風加工のジャンパー
いつもの冬キャンは、ヒートテック(極暖)系の薄着+Tシャツ+薄いニットのタートルネックシャツ+フリースのパーカー(足りない時はユニクロのウルトラライトダウン)で事足りていました.
しかし、今回はたまたま職場の友人からワークマンの防水・防風加工されているジャンパーを譲ってもらったのでもって行ったのですが、これがものすごく暖かい!!超暖かい!!
防風加工の性能がダントツに素晴らしいですし、内側がフリース素材になっていて肌触りもいいし暖かい(3回目)
防水性能に関しては、雨の中で使用したわけではないので正直なんとも言えないですが、雪や軽く吹雪いてる程度なら耐えれます.染み込むことはなかったです.
ただ、化学素材なので焚き火の熱や火の粉には注意が必要ですね.まぁ、今までそのことを気にしてキャンプではジャンパー系には手を出していなかったのですが、この暖かさを知ったらもうね、逃げられません.あれです.コタツに入ったらもう出られないのと一緒です(笑)
とまぁ、どうして今まで手を出さなかったのか不思議なくらい活躍しました.こいつも冬キャンのレギュラーアイテム入り決定だな
防水スプレー
キャンプ場に行く前までは雪が積もるのではなく、どっちかというと中途半端に溶けて雪と泥でグチョグチョになると思ったので、防水スプレーを買っていきました
結局、グチョグチョになることなかったのですが、それでも足元にスプレーをかけておいたら靴やズボンが濡れることがなかったので助かりました.
足を冷やすと体力を一気に奪われますので、足元の防水対策は思いのほか大切です
2WAY窓拭き棒
雪中キャンプだけでなく、雪が降る時は車にこいつを積んでおくと便利です.車に積もった雪を簡単に落とせます
ここで大事なのがフロント部分だけでなく、ちゃんと全体の雪を落とすこと.特にルーフ(屋根)の部分はしっかり落としておかないと、しばらく運転した後ブレーキをかけると一気にフロントガラスに落ちてきて、文字通り「目の前が真っ白」になります(一度経験済み)
ポ○モンでは、お金を多少失ってポケセンからやり直しがききますが、人生はやり直しがききませんのでちゃんと対策はしておきましょう
焚き火陣幕・焚き火リフレクター
雪中キャンプだけじゃなく、冬キャン必需品アイテムのひとつ
これがあるだけ暖かさはかなり変わりますし、横から吹雪いてくる雪にも多少抵抗できます
湯たんぽ
こちらも冬キャン必需品アイテムのひとつ
寝る前に温めてシェラフに入れておけば、睡眠の質爆上がりです
ちなみに湯たんぽは金属製で直火で温めできるものをお勧めします.安物のプラスチック製のものもありますが、いちいちクッカーなどで水を温め入れるよりも、湯たんぽ自体を温められた方が圧倒的に楽です
しかも、湯たんぽって思いのほか保温できますので、重さを気にしないのであれば家で温めてから持ってくるのもおススメです.
こうすることで、いつでも湯たんぽが使えるし、再び温め直す時もある程度中の水が温まっているのでエネルギーと時間の節約にもなります
ちなみに個人的におすすめの湯たんぽは丸型の湯たんぽ.普通のやつよりコンパクトで荷物をミニマルにしたい人にはナイスな湯たんぽです
Iwatani カセットガス ジュニアコンパクトバーナー
先ほど、冬場のキャンプで家庭用カセットコンロは使えねぇ!!とディスっていましたが、Iwataniのジュニアコンパクトバーナーは非常に優秀でした.
高火力で機能することはもちろん.独自の防風構造ゴトクで風や雪にも負けずに温度を維持してくれるので火が消えることもなかったです.
正直、今までこのバーナーは使い勝手が少し悪いなぁと思っていました.その理由は、ゴトクが安定しないんですよね.
バーナー自体は非常に安定性がいいのですが、ゴトクが滑りやすくクッカーとかが滑って上手く乗らないことが多いんですよ.まぁ、その対策として100均の小さい網を使えば解決するんですが、そのちょっとの手間が地味にめんどくさかったり
でも、今回の高火力・防風性能の効果の高さで一気に僕の中で評価が上がりましたね.冬キャンにはもってこいのバーナーと言っても過言ではないでしょう
今後雪中キャンプする時に欲しいもの
次に雪中キャンプするときに揃えておきたいアイテムをメモしときます.参考にどうぞ
- Iwatani カセットフー タフまる or タフまるJr.
- 4〜5人用のティピー型テント
まとめ:今回の雪中キャンプで感じた魅力は?

前から憧れであった雪中キャンプ.今回実際にやってみてとーてっも魅力的なキャンプだと感じました
まず、何より景色がすごい.雪が積もるだけで普段とは全く別の場所でキャンプしてる感じがしました.
キャンプギアも雪の中にあるだけ普段とは違ったカッコよさがあり、雪の中でたたずむテントや白銀の世界の中で燃える焚火を見るだけでニヤニヤが止まりません
写真好きならなおのことでしょう
いやーなんでしょうね?たかが雪の中にあるギアを見つめるだけで幸せになるなんて、うん.幸せだー!!
また、雪が降ることでキャンプのハードルも上がるのでサバイバル感が上がりますね.ブッシュクラフト欲や旅欲も満たされます.まさにnature!!大自然を感じます(寒い)
ただ、その分普段やってることも少し難易度が上がります.しかし、それを工夫し乗り越える達成感も雪中キャプの魅力の一つですね
今回はたまたま予定していたキャンプが雪中キャンプになっちゃいましたが、年に1回はしていきたいなぁ.もちろん今度はもっとアイテムと準備を整えてからね