【キャンプ】脱!焚き火初心者!焚き火のイロハを再確認しよう!道具編!!【アウトドア】

脱!焚き火初心者!焚き火のイロハを再確認しよう!(#1)シリーズ.今回は必要なアイテム.つまり道具編です
焚き火初心者が必要であろう.または、あると便利であろうアイテムをご紹介していきます
焚き火に必要なアイテム
超ベテランなら何もない状態で野山に放り出されても火付けができるかもしれませんが、我々初心者は必要最低限の準備というものがあります
ということで、まずは焚き火な必要なギアを紹介していきます.
※あくまで個人的に必需品と感じる、というか焚き火するときに絶対持っていくものを選びました
必需品
先ずは焚き火をするなら必ずあったほうがいいものリストアップしました
- 着火道具:ライター、マッチ、ファイヤースターターなど
- 薪
- 火口:麻縄、松ぼっくり、チャークロス、
- ナイフ
- 火ばさみ
- 手袋
- 焚き火台
- 焚き火台シート
- 水
着火道具:ライター、マッチ、ファイヤースターターなど
これらがないと火口に着火すらできません.焚き火を楽しむならファイヤースターター(メタルマッチ)か火打石の2択ですが、初心者のうちは予備としてマッチやライターなどを持っていくと心強いです
僕の場合は、CAPTAINSTAGのメタルマッチとZippoライターを持っていっています
ファイヤースターターや火打石は少しコツが入りますが慣れれば簡単に火がつきますし、濡れても拭けば使えるといったメリットがあります.なので、災害時のサバイバルキットとしても使えることが予想できます
また、単純に楽しいしかっこいいですしね(ココ大事)
着火道具の変わり種として、オイルマッチ(パーマネントマッチ)やファイヤーピストンなど少し変わった着火道具もあります
飽き性の私にとって色々な選択肢があるのは嬉しいですね.ファイヤーピストンは“ふたりソロキャン 10 58話”でも登場してきてますね.是非使ってみたい!
薪
薪は大きく分けて広葉樹と針葉樹の2種類あります.それぞれ、特徴が異なり着火性能、火持ち、火力、薪割りのしやすさ、価格などに違いがあります
広葉樹 | 針葉樹 | |
着火性能 | つきにくい | つきやすい |
火持ち | 長持ち | 短い |
火力 | 強い | 普通 |
薪割りのしやすさ | 硬い | 柔らかい |
価格 | 高価 | 安価 |
大まかな違いはこのような感じですが、木の種類(広葉樹だとサクラやナラ、針葉樹だとスギやヒノキ)によってもさらに特徴が変わったり、ススの出やすさや香り・匂いなど違ったりします
また、このような薪の燃えやすさの特徴から、
- 火付けは針葉樹の方が適している
- フェザースティックは針葉樹の方が適している
- 火の維持には広葉樹の方が適している
- 土台とする薪は広葉樹の方が適している
- 料理には広葉樹の方が適している
と言え、状況に応じて薪を使い分けると上手に焚き火をすることができます
薪自体は、キャンプ場で購入可能なことが多いですが、時期や伐採状況、キャンプ場の違いなどによって売っていないこともあります.キャンプ場によっては針葉樹の1種類しか売っていないことも多いです.おそらく日本の植林事情なんでしょうな
そのため、キャンプに行く前に事前にホームセンターやネットで薪を購入しておくか、ネットなどの口コミや直接キャンプ場に問い合わせて薪の販売状況をチェックしておくといいです.
特に私のようにバイクでキャンプする人や徒歩キャンの方は薪を自宅から持っていくのは至難の業なのでキャンプ場の事前チェックが重要になってきます
火口
前回の手順でも紹介しましたが、火口にはこんなものがあります
- 麻縄
- 白樺の樹皮
- 杉の皮
- 松ぼっくり
- ススキの穂
- ガマの穂
- フェザースティック(ティンダーフェザー)
- チャークロス
- 着火剤
基本的に火口は自然の中で探すものが多いですが、僕はキャンプの常備アイテムとして、麻縄を数メートル持って行くことにしています
理由としては、①優秀な火口である ②いざというときのロープ代わりになる ③安い の3つの特徴があるからです
麻縄は数㎝切って解き、綿上にすれば非常に簡単に火をつけることが出来ます.また、100均、ホームセンター、スーパー、コンビニなど比較的どこにでも売っています.しかも安く1回買えば焚き火をする回数にもよりますが数年はもちます
麻縄のデメリットとしては、すぐに燃え尽きてしまうことです。

こんな感じでI字ノットで数メートル束ねて持って行けば、かさばることもありません
油分の多い白樺の皮やチャークロスは燃えやすいのですが、フェザースティックを作る際にでた木くずなど他の火口を上にのせて使うなど、他の火口の補助的役割が大きいと思います.特にチャークロスはチリチリと燃えるの慌てずに火付けを行うことが出来ますし、自作することも可能です
杉の皮、ガマの穂、ススキの穂などは揉みこむことでフワッとさせることで火が付きやすくなります
ティンダーフェザーは結構なれないと作るのが難しいです.ただ、ティンダーフェザーだけで火おこしができると結構かっこいいです(個人的感想)
ナイフ
ナイフにもいろいろな種類がありますが、ここでのナイフはバトニングに使うナイフを指します
バトニングにお勧めのナイフのポイントは折り畳み(フォールディングナイフ)でなく、刃と柄が一緒になっているもの(シースナイフ)であるかです
フォールディングナイフよりもシースナイフの方が強度がありハードな扱いにも耐えることが出来ます
迷ったらブッシュクラフトナイフかファイヤーナイフを選べば間違いないと思います.どちらもシースナイフでかつ、ファイヤースタータがついているので、焚き火にはもってこいのアイテムです
シースナイフのシース(Sheath)とは、鞘のことを指し、ブレード(刃)とハンドル(柄)が連続になっているのが特徴です.また柄を取り付けるための中の部分のことをタング(tang)といい、ハンドルとタングが同じ形であるフルタングは強固な耐久性があります.
ちなみに私が使っているナイフはスウェーデンのナイフメーカーであるMORAKNIVのKANSBOL MULTI MOUNT(カンスボル マルチマウント)です.切れ味もいいし、丈夫だし、ハンドルも握りやすいのでバトニングから料理までなんでもこなせる万能君です
火ばさみ
火ばさみは、焚き火の中の薪をつかむのに必要な道具です.焚き火台から落ちそうな薪などを移動したり、焚き火で料理をする際に薪を移動して火力調節したりするのに使います
火ばさみは100均のもので十分です.メーカーのものでかっこいい商品がたくさんありますが、余裕があったら変えるくらいの気持ちでいいと思います
手袋(グローブ)
火傷しないためにもグローブ必需品です.できれば耐熱性のある革グローブなどがいいんでしょうが、最悪軍手で大丈夫です.僕は軍手ユーザーですし
焚き火台
現在、ほとんどのキャンプ場が直火禁止になっており、焚き火をするなら焚き火台が必需品になっています
キャンプ場を選ぶ際は直火禁止か焚き火OKか焚き火台が必要かなどをチェックしておきましょう
焚き火台の種類はものすごくたくさんあって様々なメーカーやガレージブランドからも多種多様な焚き火台が発売されています
代表的なタイプとしては、こんな感じに分けることができると思います
- 五徳なしタイプ
- 五徳ありタイプ
- 折り畳みタイプ
- グリルタイプ
- ネイチャーストーブタイプ
他にも形で分けるとボックス型やディスク型、フラット型とか色々ありますが、ここでは割愛
焚き火台の選び方は色々あると思いますが個人的に重視しているポイントはこんな感じです
- サイズ
- 重量
- 収納のコンパクトさ
- 調理がしやすいか(五徳のあるなし)
- 見た目
ですね
ちなみに僕はRmete globalというブランドの折りたたみファイアスタンドを使っています.Amazonで激安かつ収納時はコンパクトなのに組み立てると結構大きいので、太い薪も余裕でのせることが出来ます.五徳はついていないですが、大きな薪を五徳代わりに使えば料理をすることも可能です
焚き火台シート
直火禁止の場合は、焚き火台を使うのはもちろんですが、それでも焚き火台からの熱や火の粉を防ぐには不十分なので、焚き火台シートを使うことが基本になっていると思います
特に芝生サイトなどはシートがないと芝生へのダメージが大きいので必須になります
水
いざというときのための水!
基本的に燃えている薪にいきなりぶっかけると高温の水蒸気で火傷リスクがあるので、焚き火は水で消火せず燃やしきるのが原則ですが、いざというときのために近くに十分な量の水は置いておくべきですね
また、直火あとは薪が燃え切っても地面が熱く、地面下でまだ火がくすぶっている可能性がありますので、直火の後始末としてもお水は必須です
あると便利なアイテム
- 着火剤
- 火吹き棒
- 焚き火リフレクター
- 大型の刃物:斧、鉈、ノコギリ
- 火消し壺
- バーナー or トーチ
- 炭
- 火起こし器
- スコップ
着火剤
着火剤には大きく分けて「固形タイプ」「液体(ジェル)タイプ」のものがあります.それぞれにメリットデメリットがあり、自分のスタイルや目的によって使い分けるといいでしょう.大まかな特徴としてはこんな感じ
固形タイプ
- 小分けにしやすい
- 持ち運びしやすい
- 安全性が高い
- 火の中に追加で足せる
- 防水のものもある
- 種類が豊富
- 商品によって燃焼時間や火力がまちまち
- 初心者は扱いやすい
ジェルタイプ
- チューブ形式のものが多い
- 揮発性のものが多い
- 小分けが難しい
- 使用量を調整しやすい
- 後から火に追加は難しい
- 燃焼時間は短い
- 火力は強い
- ちょっと上級者向け
火吹き棒
火には酸素が必要ですが、その際に口でフーフーしたり、団扇で仰ぐよりも火吹き棒で空気を送り込めば一点集中にでき効率的に薪を燃やすことができます.そうすることで、団扇よりも灰が舞にくくなります
色んなメーカーからでていますが、百均のもので十分です
焚き火リフレクター
冬などの気温が低く、風の強い時期に重宝します.
テント、焚き火、リフレクターの場所をうまく設置すれば自分のスペースを少しだけ暖かくするとができます
また、陣幕としての機能もあり周りから自分のサイトを目隠しするのにも役立ちます
大型の刃物:斧、鉈、ノコギリ
これらの大型の刃物は、太く大きな薪を割るのに適しています.これらの薪をナイフで割れないこともないのですが、少々手を焼きます.そんな時に斧やナタがあると簡単に薪を割ることができるので頼りになります
ただし、持ち運びには注意が必要です
火消し壺
キャンプ場によって灰を持ち帰る必要があります.特に無料キャンプ場や利用料の安いキャンプ場は灰捨て場がない場合が多いので、この場合は必ず持参していきましょう
その名の通り、燃えている薪を入れて火を消すことができるのですが、基本的にはしっかりと消化した後に熱を覚ましてから入れるのが基本です.でないと火傷しますよ
最近は焚き火に関するキャンプマナーが問題になっており、特に「焚き逃げ」という行為のせいでキャンプ場が閉鎖になったりと多くの人を悲しませています
炭は土に還ることはありません.炭や灰は然るべき場所に捨てましょう!
キャンプの基本は「来た時よりも美しく」です.皆さんで気持ちの良いキャンプ場を増やしていきましょう!
バーナー&トーチ
着火剤を忘れたりして薪にどーしても火がつけれない場合は最終手段、バーナーやトーチで火をつけてしまう!です
特に火おこしに慣れないときはこんな場面に遭遇することちょくちょくあります.
また、突然の雨やいった先のキャンプ場が焚き火禁止だったなど焚き火ができない場合はバーナーがないとお湯も沸かせないので、バーナーくらいはあった方が無難ですね
炭
ただ単に焚き火を楽しむだけなら必要ありませんが、焚き火で料理をする場合は炭があった方が熾火を作りやすく火力調整がしやすくなります
焚き火で料理をするなら箱まるまる一つはいらないので、必要分だけ新聞紙や麻袋に入れ持っていくといいでしょう
火起こし器
これは使ったことがないのでイマイチ使い勝手がわからんのですが、こいつを使うことで燃焼効率を上げて火起こしが楽になります
薪というよりは火のつきにくい炭に使うので、焚き火というよりもBBQに使い印象の方が強いですね
スコップ
焚き火台を使う場合にはそんなに必要ありませんが、直火の場合は焚き火後の地ならしに便利です
百均で折り畳める小さなスコップがあるのでそれで十分でしょう
まとめ
焚き火に必要な道具編はこれ終了です
あえて焚き火の三種神器を上げるとしたら、「着火道具」「薪」「水」といったところでしょうか
それでもやはり、キャンプで焚き火を楽しみたいなら上にあげた必需品は必要だと思います.最近はこれらの必需品の多くは百均でも手に入るようになったので、百均ギアから始めるのもいいかもしれません